【建設事故】柏原市役所新庁舎足場倒壊!末端建築屋の見解

このエントリーをはてなブックマークに追加

朝出社すると、他の社員が次々遅延するとの連絡を受けるハメに・・・。

2020年7月8日柏原市役所新庁舎建設現場の足場がJR大和路線の線路上に倒れ込むようにして倒壊した。

ツイッターで出回っている画像を見るとなんとも悲惨な状況

建築屋の見解

写真から察するに、原因は強風。

使用された足場は枠組みではなくビケ足場だろう。

足場の控えはS造なので鉄骨柱、梁に挟み込む形で取っていたのではないか。

対外的には防音シートが使用されてたようだ

不明な点

何故線路側の一面だけ足場を組み上げたのか。

恐らく隣にJRが通っていたので、資材やちょっとした小物が線路内に入らないように

現場代理人が気を利かせたかJR側からの要望か…。

どういう背景があったか分からないが一面だけ組み上げるのは愚策だと思う。

せめて両端の角を折り返して壁面の1/3ぐらいまでコの字に組めばもう少し強度が出たのではないかと思う。(それでも弱い)

更に一面だと同一方向しか足場を支える控えが取れないという点もまずい。

例えるなら【薄いツルツルの鉄板を親指と人差し指で一辺だけ挟み持つ】状態

どんなに強く挟んでも弱々しいのは想像で分かるだろう。

復旧の大変さ

自分の現場じゃなくて良かったと心底思う。

まずは死傷者が居なかった事が不幸中の幸い。

想像で書くが、手順としてまず線路に流れてる電気を止める事。

写真で思いっきりJR線を引っ掛けてる。電車を動かすのだから結構な電圧がかかってるはず。

停電してからようやく撤去開始。だが通常の足場解体と手順は全く違う。なんせ倒れた事によってあらゆる足場のパーツが歪んでるからだ。

通常であれば下から上に向かって【差し込み】にて連結して組み上げている。解体はその逆。

つまり現状では差し込んだものが抜けない状態なのだ。

新築現場ってことでラフタークレーンでもあれば、吊って支持した状態で切り離し、一定の

塊で撤去していくことが出来るだろうが・・・当初計画にない場所になだけに可動範囲に入っているかどうか。

結果的に・・・

事故発生から夜を徹して作業されたみたいで、翌日の朝には電車が動いてた。

いやはや、災害後の復旧スピードは世界トップクラスだと思う。

実際はどんな手順で復旧したのか見てみたかったが・・・それは野暮だろう。

何より足場を組むとき、事前の計画は念入りに行う事を意識していこうと思った。

復旧に携わった方々お疲れさまでした。

役に立つ情報だったらツイッター・フォロー・イイネ!をお願いします。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

気軽にコメントどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です